コロナ禍のロンドンSohoはどうなっているか?
やっと飲食店が開店し始める時間帯になったので、店を物色しよう、と言う話である。
Bank 駅周辺では何もないので、とりあえずSohoのあたりがいいんじゃないか、ということで、Oxford Circus 駅を目指す。ちなみにロンドンのUnderground(地下鉄)の駅名というか、まあ、辻の名前には「ナントカサーカス」というのがある。Piccadilly Circus とか。「サーカス」というと日本人は普通、ライオンが玉に乗ったり、トラが火の輪をくぐったりするアレを想像するので、ロンドンというのはそんなにあっちこちにサーカスがあり、猛獣が逃げ出したらどーすんだ??空中ブランコから落ちてもあんな渋滞では救急車が入れないぞ??などと思うかもしれない(たぶん思わないか)。
Piccadilly Circusの”circus”というのは、そっちのサーカスではなく(スペルは一緒なのだ)、”circle(円)”の意味である。元々ラテン語なのだ。円形のちょっとした広場である。Piccadilly CircusはNYCのタイムズスクエアとまではいかないが、ギンギンギラギラで劇場やらなんらやがたくさんあるので、あっちの”サーカス”があってもおかしくはない感じではある。まあ昨今では「動物虐待!」ということで鼻息荒くヒステリックな人々も増えたので、実質的に営業は無理かな。
さて、Oxford Circus まで再び割と満員のTubeである。マスクなし生活にも多少は慣れてきた(「一応」車内はマスク着用義務があるが、皆あまりしていない)というか、もはや諦めの境地だ。とにかくにこちらは頑なにマスクをするのみである。効果があるかないかは別にして、帰国寸前で陽性、はい帰れませ〜ん、というとき後悔したくない。
Oxford Street はそこそこ活気があり、以前とあまり変わっていないと思った。
飲食店の記憶をたどり、Sohoの街を歩きまわる。
ここで今日のワンポイントレッスンだ
歩き回るのは
walk around
だが、あてもなくブラブラする感じを強調したければ
roam around
なんて言い方がある。
ま、walk around だって大したあてもないのだが
ちなみに日本語には「ほっつき歩く」という言い方があるか、それって完全にネガティブな感じで、バカっぽいよね? roam around はそこまでではない感じだ。
この時の我々は
「腹が減りすぎた!一刻も早くメシ!メシ!」
という状態なので roam している場合ではない。
We walked around Soho.
である。
しかし、コロナのせいか、知っている店がかなり失くなっていて、また休業中の店も多く、存在しているところも11:30という微妙な開店時間の店が多く、11:00に着いた我々はことごとく断られ、ついに路上飢え死にの様相を呈してきた。寒いし。
こうなると
We were really hungry!
では表現しきれない。こういう時は
We were absolutely starved!
と表現しよう。starved の代わりに starving でもいい。
気温は0℃
11:30まではまだ長い。2年ぶりで結構変わってしまったこの街のどこへいけばまともな朝食にありつけるのだろうか…
tbc