コロナ禍にAzumaのファーストクラスでニューカッスルへ | 女性専用英会話スペース For Here or To Go? 吉祥寺

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コロナ禍にAzumaのファーストクラスでニューカッスルへ

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コロナ禍なので、何かと制限やら、列車減便やら、手続きやらが面倒で普段のようにはいかないのでは?と思っていたので、今回の旅程はかなりの余裕を持ったものだったのだが、ロンドンは「コロナって何だっけ?」的に

”全くもって普通”

だったので、演奏日まで変に間延びのするスケジュールである。いいけど。

従来だと、到着翌日である今日、最初の演奏地入りし、そのままGIGという流れだが、今回は演奏は明日の夜。つまり、今日は移動と観光、ということになる。夜出歩かない自分が観光する時間はいつも最終日くらいしかないので、今日向かうニューカッスルでのんびりするわけだ。

ニューカッスルはおそらくUK内で一番立ち寄っている街である。スコットランドへの入り口でもあるし、演奏も一番多くしていて、少なくとも10回は来ているが、あまり観光はしない。

感染のことを考えると、部屋でじっとしていた方がいいだろうが、このフリーダムなロンドンで

”感染の恐怖に対する免疫”

を手に入れてしまった今となっては、観光する気満々である。

キングスクロスからニューカッスルまでは、日本製のAzumaのファーストクラスで行く。UKの鉄道はとにかくすぐ遅れる、壊れる、これはUKの人々も多いに認めているところで、これまでにも数々の試練があったが、日本製のAzumaは壊れなさそうで、安心感がある。

UKでは基本的に、列車はファーストクラスしか乗らない。普通車ではデカイ荷物と演奏機材を置く場所はないのだ。ファーストクラスでも置き場は小さい。

列車は終着駅に着いても掃除だってしない。日本の鉄道とは違うのである。成田空港駅では成田エクスプレスがプラットフォームに入ってくると、乗客を降ろしたのち掃除が始まるわけだが、海外からの旅行者はすぐに乗ろうとして、「ソーリー、クリーンアップ、クリーンアップ」とおばちゃんに言われて(大事なことだから2回言うのかな?)、

Ah okay, I see…

と驚きと感動が半端に混ざったようなリアクションをしているのをコロナ前はよく見た。特急列車を掃除するのは「珍しいこと」なのである。

UKではファーストクラスでさえもちろん掃除はしない。来たら乗る。それだけである。列車が来るだけマシで、来ないこともしばしば。突如 “CANCELED” と表示され呆然となる。

ここで、UKの列車についてもう少し書いておくと、ロンドンのデカい駅、パディントン、キングスクロス、ユーストンあたりはプラットフォームがいくつもあるわけだが、日本のように

ナントカ線は1、2番線
カントカ本線は3、4番線…

といった決まりごとはほぼ一切ない。

自分の列車が来るプラットフォームがわかるのはおよそ10分前で、駅のあちこちにある電光掲示板に突如表示される。

そうなると、乗客は「それっ!」と一斉に突っ走っていく。座席指定ができるのはファーストクラスだけ、という列車もあるので、生存競争となるわけだ。巨大な荷物を持った我々が勝てる可能性はゼロなのだ。まあ、ロックスターなので元々ファーストクラスしか選択肢はないが。

さて

Azumaはかなりの高速で走るが、それでもニューカッスルまで3時間くらいかかる。客室内はどうなっているのだろうか。仲良しグループやファミリーが大騒ぎしてマイクロ飛沫がうーようよ、という状況ではないのか?などという不安がある。普通の列車内だと換気も良くないようで空気はどんよりしており、少なくとも「密閉」の1密はかなりのレベルだ。

乗り込む

案の定、先客のスーツケースがいい加減に置かれ(UKではここ必ずいい加減)、ラックをゆるーく、しかし確実に占拠している。大概、一度全部おろして積み直せばなんとかなるので、つまり各自が丁寧に積んでいればもっと載るわけだが、そうはさせるものか、という意地さえ感じる。他人のことを考えられる人が極端に少ない、といつも思う。まあ、こっちではそれが普通なので仕方ない。

全部おろして積み直すには通路を占拠しなければならず、通行人の大迷惑であるので、いつもながらこの時間が非常なストレスである。

それでも隙を見てやっていたら、一人の爺さんがやってきて

「それワシの荷物じゃ、何をする気だ」
「積み直しているのだ」
「あー?。無理無理、元に戻せ」


というやりとりとなる。自分もここに荷物を入れねば、荷物で通路を塞ぐことになるので、引くわけにはいかない。

I’m sorry but let me try, please.

とかいって強情に作業を続け、幾つかはラックに収納し、一番デカイのは横に座っていた兄ちゃんちゃんが「あそこ、あそこ」と教えてくれた別のスペースに押し込めた。一件落着である。

ここでワンポイントレッスンしておく。

日本語で「〜を置くスペースがある。」などと言う。英語でも space と言っていいが、space の意味するところは「2つのものに挟まれた間隔(場所)」のような感じ。日本語のあの「スペース」の感じには room がしっくりくることが多い。これだと「余裕、余地」のような意味合いが自然に入る。

There might be room for your baggage over there, man.

ともあれ、着席。車内、マスクの乗客はいない。サービスに回ってくる乗務員ももちろんノーマスク。そろそろどうでも良くなってきた。マスク警察も引退だ。

さっきの意地悪爺さんグループはファミリーのようで、ワインで上機嫌でやかましい。耳も悪く声もデカイのだろう。他の乗客は本を読んだり、おとなしくしているので、さらにムカつく。まあ、Azumaの車内はまだ新しく綺麗だし、日本製だから換気も多少はいいだろう。乗車前の不安はすっかり消えた。

順調にニューカッスルに向かって疾走していたAzumaだが、妙な場所で減速し始め、止まってしまった。ほとんど駅には止まらないはずなので奇妙である。

まさか故障か。まあよくあることだが…、 Azuma お前もか?

かなり経ってから、車内アナウンス

「反対から来る列車の故障で、安全に行き違える場所に向かい時間調整をしているために減速、停止しています。よろしく。」

(こういうアナウンスは最後に “Thank you.” と言う、これは「ありがと」ではなく「よろしく」だよね)

Azuma の故障ではなかった。さすが日本製 We’re proud of you, Azuma! である。

ニューカッスル中央駅に到着、相変わらず長く、極端に曲がったプラットフォームである(変わることはないだろうが)

コロナの影響があるかといえば、ほぼ無く、ロンドンと変わらない。

感染に対する警戒は薄れつつあり、コロナ禍のUKに馴染んできた。

「いけるんじゃね?」

という気になっていたのだが、この時すでに、ある意味コロナより厄介なやつが我々、というかUK全土に襲いかかろうとしていたのである。

それは次回以降のお話

tbc