Godもいろいろ(1)
先日サッカープレイヤーのマラドーナ氏がお亡くなりになりました。
日本の特に大半の女性にはサッカーというのはあまりピンとこないと思うんだけど、ヨーロッパとか南米とかの大多数の男子にとってはまさに
「サッカー命!」
なのだ
このアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナという人はその飛び抜けたスキルで、アルゼンチンだけでなく全世界から賞賛されていた。同時にかなりやんちゃなので、それも愛される理由だったかもしれない。そういう意味でもいわゆる
”正しい”大スターですな
He’s a “proper star”…
と、両手の二本指でダブルコーテーションを作って、折り曲げながら話したくなるほど、悪行も有名である、しかし憎めない
しかし、この男が憎くて憎くて仕方がない、親の仇よりも憎いと思っている人々がいる
イングランドのおっさん(現)たちである
1986年ワールドカップ・メキシコ大会準々決勝のイングランド戦、イングランドはマラドーナのゴールによって破れた
これが実は「ハンド」という反則によるものだったんだけど、審判は「ヘディング」だと判断したのだった。つまり実は手で叩いて入れちゃって、そのままアルゼンチンが勝っちゃったのだ(サッカーにおいて審判は絶対なので)
サッカーに命をかけているイングランドのおっさん(現)たちはこれを一生忘れないのだ
自分にはSNS上の個人的なお友達だけでも数千のイングランド人がいるが、その友達の友達とか、フォローしているページなどでは一部、マラドーナ氏の訃報に対して、茶化したり、ジョークを添えたり、まあやりたい放題だった。まさに、「ウラミハラサデオクベキカ」という感じだ。ああいうのは「不謹慎だ、けしからん」というよりも、むしろ好きだったのでは?と疑いたくなるような執拗さである。ヒーローの宿命とも言える。
さて
その事件で
Hand of God
というコトバが生まれた。「神の手」そのままの意味だ
ボールを叩いたのは「神の手」ということだ。こんなことを言ったもんだから、イングランド人さらに怒り心頭
まあいい
さあ、ここからやっと英語のレッスンぽくなる
この of の前後を入れ替えると、「〜の神」というように意味合いが変わる
例えば
the god of music
は Apollo ということになっている
the god of love
は Cupid
日本版だと
the god of sake(酒ね)
は松尾さん、ということになっている
マラドーナ氏で書きすぎたので、今日はこの辺で。次回もGod関係で書こう
RIP Maradona
Yoshi