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said to me と told me の違いって

新年初回の生徒さんにお会いする週です。

昨日の生徒さんのうちのお一人でご主人の仕事の関係で、長く海外に住んでいた方、英語はとてもお上手で勉強熱心。会話能力は本当に現地で身につけられたので、素晴らしい。

その分、というと変だけど、独特の癖があったりします。

自分はそれは別に問題ない、むしろ個性、と思う方だけど、向上心旺盛で、勉強熱心である彼女は、細かく指摘してください、と仰るので、そうするようにしている。

さて、その癖の一つが、

「彼が〜と私に言った」

を”常に” He said to me ~ とすること。He told me ~ は絶対に使わない。その使用法が間違っているわけでもなく、会話では自然な流れなので良いんですがね。

ただし、このままだと、told me を使うことが(きっと)永遠にない、というのが気になる。

「彼は私に待つように言った」と言いたいのに

He told me to wait.

という簡単な文が出てこない。常に

He said to me “Wait”.

という感じになって、別に大したこと言ってるわけじゃないのに、立派にセリフ化されちゃう。ここそんな盛り上がるところじゃないのになあ、みたいな。彼女のようなアドバンスレベルのESLには、このように「間違いじゃないけど」「困らないけど」という部分をブラッシュアップするってのは悪くないです。会話の質が上がるというか、華やかになる。薔薇ばっかりの花束もいいけど、かすみ草とか脇役がある花束も味があるのです。

実は、他の生徒さんも同じ。told me を自ら使うのを聞いたことがない。つまりみんな苦手。実はこれには明確な理由がある。

その前に、said to me と told me の違いを書いておこう。例として

彼は私に「あなたのことが大好きです」と言った。

これを英語にする場合

He said to me “I really love you.”

になる。

He told me “I really love you.” は間違い。

実はセリフ(Quot)には told は使えないのだ。told を使うならば

He told me that he really loved me. にすればいい。これは正解。Reported Speech(面倒くさいからreportという)というスタイルだ。

学校でやりましたね。そして、これってちょっと面倒臭いというか、はっきり言ってよく間違いますよね。時制を合わせたりとか。

これが皆さん told を避ける理由だと思っている。上級の人も会話で使わないから、もう永久に封印となる。でも、表現力豊かで抑揚のある会話をするには、それではよくないかな。セリフを必要とする said to me では常にイケイケの表現になってしまい、ガチャガチャ聞こえる。客観的でクールに聞こえるreportは使い所では非常に効果的。

せっかくなので、もう少し said と told について掘り下げておこう。

生徒さんたちは、told を使わないので、全てsaid でやろうとする。すると

「彼は私に待つように言った」を

He told me to wait. とするべきところを

He said to me to wait. とやっちゃう時がある。これは間違いだし、なんか気持ち悪いでしょ。

said はQuotされたセリフそのもの(Direct Speechという)か、セリフになっているものをreportしたものかに対して使うもの。

なので、無理やりreportを考えれば

He said that I should’ve waited.

などとできなくもない。ちなみに自分が先生だったら、自然さはないものの、この答えにはむしろボーナスあげたいかも。

一方、具体的なセリフではなく、”依頼内容”の場合は told を使う。このときは時制とか考えなくて良いので多少楽だから使える人も多い。

さて、said と told の違いと用途がわかったら、適するものを使い所に使うようにして、表現力をアップしてくださいね。Quotのところは感情を込めて、他人になりきってね。

YOSHI