「ドラえもん英会話」で人物描写、英語上達
藤子不二雄マンガの頂点「ドラえもん」
これを題材にしたレッスンを開始して、既に4年以上
現在、スクールの3割の生徒さんのレッスンでこれを使っている(レッスン時間の一部、30分〜50分程度)
いや、なんかね、「ドラえもん」って英会話教材のためにあったの?というくらいピシッとハマるんだよね。
ドラえもん、のび太はじめ、全てのキャクターのセリフが、「簡潔」でしかも日常英語で覚えてほしいフレーズばかり。これが奇跡的にさえ感じる。冷静に分析すると、登場人物のキャラがみんな濃い(identityがはっきりしている)ので、英語の文化にばっちり合っているからではないか。
そしてとにかくこれを使うと、生徒さんのカジュアル英会話スキルがめちゃくちゃ向上する。しかもレッスン中、楽しくて仕様がない。英語を話しながら笑っている生徒さんを見るのって、本当幸せなのだ。
さて、今日も一人の生徒さんで「ドラえもん英会話」レッスンをした。「Karada Pump(体ポンプ)」というストーリーを英語化したものでロールプレイをする。
今日はその前に
Let’s describe the guys!
ということで、各キャラクターについて語り合った。その後にストーリーに入って、確認して行こうという試みにしたのだ。
のび太について
まず出てきたのは
slow
「のろま」ね 笑
これは、生徒さんの名誉のためにも言っておくけど、ディスっているのではなく、これまでのレッスンで使ったストーリーで、ドラえもんがのび太に対してしばしば言っていたからである。生徒さんはそれをちゃんと覚えていて Good job! なのである。
彼女はのび太を
kind
とも表現した。うむ、のび太はそういう時あるね。数少ない良いところであろう。まあ、そういう彼女が kind ということでもあろう。
まあ、他にもいろいろ出たが、なかなか的確だった。
では、ジャイアンは?
violent
aggressive
そうですよねー 笑 素晴らしい!
そこまで出てきたので、arrogant というのもあるよ、と教えた。独裁者系の横柄な感じだね。この単語は知らなかったようだけど、これで覚えてくれることだろう。
そういう系はいろいろ出たのち、彼女は
positive
を出してきた。
おおおお、これには感動した!!これは凄い!!
アーティスティックな仕事をされている生徒さんなんだけど、だからなのかどうかはわからないが、とにかく素晴らしいセンスだー!と思いました。
「ジャイアンは前向き」
なるほどーー
自分主催のリサイタルで熱唱しまくり、自分はスターだと信じている positive さ
自分が最強だと思っている positive さ
その通りだね。でも、ひとひねりしないと、この positive は出てこないよなあ。
スネ夫、しずかちゃん、そしてドラえもん自身、についてもやったけど、どれも面白い!
ちなみに、人物を描写するのはアメリカやイギリスの語学学校でも必ずやる練習だよ(ドラえもんではないけどね)。やってみて!
Yoshi