「英語ではこう言わない…」に騙されるな!その2
予告通り、昨日の続き
カモミールとか、ローズヒップとか、あれって
「ハーブ」
ですよね。なんとなく和製英語ではなさそう、な感じがしませんか?そういう危険な香りがない、悪い響きがない、癒し系な言葉…
なんたって、ハーブだからね。
で、これはちゃんとした英語なわけなんですけどね。
さて、実際にあった生徒さんと、アメリカ出身のネイティブ先生の会話です。
生徒さん : I like herb tea. (「ハーブ」とカタカナぽく、力強く発音)
ネイティブ先生: Oh sorry? You like what?
生徒さん :”ハーブ” tea!
〜 〜 〜
ネイティブ先生: Oh, in English, the pronunciation is …
正しい発音は
[ 3:rb ]
と言ったわけですね。カタカナで書きたくはないけど、仕方ないから書きますが、「ハーブ」ではなくて、「ハ」のところが日本語にない音、口半開きで「ア」と「ウ」の間のような音を出すやつ。
その1、で書いたようにこれが
“in English” (英語では)じゃなくて、”in America” (アメリカでは)なら正しかったんだけどね。
生徒さんは「ナルホド!全然違うんだ。これは和製英語的カタカナ発音だったんだな。勉強になったなあ〜」と喜んでくれたりして、まあそれはそれでいいんですけどね。
ブリティッシュの発音では
「ハーブ」って、どかーんとカタカナぽく発音しても、そう遠くないです。
だから、間違いではない。かなり勉強してる人でも、これを知ってる人は少ないんじゃないかな?
まあ、カタカナ発音と大きく違うアメリカ式で発音しとけば、なんかちゃんと発音してる感ありそうに聞こえるから、無難だし、アメリカ式が全てだ、と思い込んでいてもいいと思いますよ。
ただ、ちょっといい気になって、他の人に
「”ハーブ”って本当はその発音じゃないよ、本当はね…」
なんてやらないでくださいね、と願ってます。
そもそも、英語らしい発音をするには、water を「ワラ」と発音しましょう、なんてアホみたいな古典的な話があるけど、ブリティッシュでは
それこそカタカナの「ウオーター」ですからね。
他にも色々あるんだよ〜
Yoshi