モノマネでもいいから”英語が話せるもう一人の自分”になろう
自分とかも、もちろんそうだけど。飲み屋などで(日本のね)外国人と隣り合ったりして、いきなり英語を話し始めるとさ
店内に
「ぎょっ!」
という鋭い電光のようなものが走ったか、と思うと
「さーっ」と一瞬で凍りつく様な気配になるのがわかる。
ちなみに、すかさずすぐに
「いえ、全〜然気にしてませんよワタシタチ…」
という無言の声も聞こえてくる 笑
バリバリ日本人の顔してるのに、別人が喋り始めた様なギャップにぎょっとしている、って感じかな?
「アジア人のあの顔が英語話すなんて」!っていうのは日本特有だね。
以前に回転寿司屋で、日系のアメリカ人がどうして良いかわからずオロオロしてるのを、もしかして?と声をかけて助けたことがあるけど、お店の人はそのお客の顔が日本人だから、声をかけにくかったのかも。
さて
英語を話している自分と日本語を話している自分とは、当然同じ人間なんだけど、話している言語が違うんだし、性格までころっと変わるとまでは言わないけど、例えば、話す相手が外国人だったり、話している場所が外国である場合は、その文化に対応するため会話のアプローチや性格さえも少なからず異なっている、と思う。言語に乗せる感情のベースも当然異なる。
自分は日本の文化圏にいるとき、プライヴェートでは、かなり大人しく(しようとする)、社交的な方ではない。一方、外国の文化圏にいるときは、自分というものを出すようにして、はっきりとした物言いをする。それはバンドのフロントマンとして、ステージに立っているときだけでなく、日常でもSNS上では(日本人の友人はほぼいない)かなり”偉そうに(笑)”しているのとリンクしているとも言える。
無理に演じている、というわけではなく、どちらも本当の自分であり、ごく自然である。
そこで思うのは、英語を話したい、という皆さんは「英語を話す自分」というキャラを敢えて設定したら?ということでね。
実際、本来の日本人のキャラのまま、英語を話すのってかなり無理があるんだよね。
日本語独特の平べったいトーンは英語には障害でしかないし、話の組み立て方も違うし、他人に映る「良い/悪い」も違うし
誰か著名人とかで好きな人がいれば、その人の話し方とか、そっくり其の儘マネするのがいいと思う。俳優さんだったら、特定の映画の中の役でもいい。
自分の話したいフレーズを全部喋っているわけではないけど、ある程度徹底的に真似をすると、未知のフレーズでも、こんな感じかな?ってわかってくると思う。
あの人だったら、ここは
You know, …
って、まぶたを下げつつ、少し首を傾げながら話を切り出すな…
とか
ここは
Oh my god!!!
ではなくて、低い声で
Oh… My… God…
だろうな、とかね
小さい子が言葉を覚えていくのだって、実際そうだし、親のマネ、友達のマネ、出会った人々、テレビや映画で見た人のマネ…これの集大成でしょう。
言葉が話せる鳥ちゃんたちがいるでしょう。アレもモノマネ。かなり上手にマネている。言語どころか生物の壁まで超えている。
このイメージがあれば、皆さんの英語が「もっと英語らしく」なるよ。そして、「英語の話せるもう一人の自分」になりきりましょ。
Yoshi