英語は上手いほうがいいけど、本当に大切なことは?
スクールの生徒さんの自習のために、LINEでのユルいチャットに対応しているんですけどね(もちろん全部英語ね、これも話すのとは別でいい練習になるんですよね)。
面白い記事があった、というのでTwitterのリンクを送ってくれました。
菅首相のツイートの英語がダメダメだ、国家元首として恥ずかしい!みたいな内容ね。まあ、首相ですからね、そうやって何をやっても批判する人はいるわけで。税金みたいなもんですね。
そんで、それに便乗してディスる人が群がる、ってえのがネットの世界ですね。くだらねえなあ。みんな本当に暇なのね。
これについて、自分は
「ふーん、まあ不自然といえばそうだけど、なんか一所懸命やりました。自分で書きました感(本当にそうかは知らない)が出ていて、なんかいいんじゃね?」
と思ってしまったわけだ。
これがすっごく自然なネイティブぽいお見舞いの文章だったらさあ
「こりゃあ誰かに書かせてるよな、まあ当たり前だけどさ…」
と感じるから、なんか心に響かない。
とはいえ、このツイートの人の言っていることも全くその通りではある。
菅さんのツイートはもともと日本語だったようで、それも出ている。それと比較すると、ナルホド。一語一語、学校英語教科書通りに訳されている。だから、文法は正しい(自然ではない、あとHope に will をつけるのは嫌い)けど、日本語の話し方がそのまま残っている。
何となくだが、Google翻訳ぽくはないので、官邸のキレ者、そうね、学校時代の英語は常に満点、TOEICも990点、もちろんT大を出て…のような人が”カンペキ”な仕事をしたってところか、あるいは奥さんだったりしてね。
何れにしても、こりゃまさに Yoshi がいつも言っている
「ダメな例、一番やって欲しくないヤツ」
ですね。
でも、それは「英会話上手くなりたい!」って人たちに対するアドバイスだからね。菅さんは英会話上手くなりたいなんて思っていない。
英語に限らず、こういうので一番大事なのは
「気持ちを伝えること」
これですよね。
少なくともこの場合、なんかね、拙い英語の方が気持ちが伝わる気がするんだよね。言語は英語なのに実直な日本人らしさも伝わるんでは?(英語が下手、という話とは別で)。
「自分、不器用ですから…」
とかいうセリフが渋い俳優さんいたよね?高倉健さんだっけ?そういう感じ。グッとくる。
まあ、褒めるのはここまでで。
皆さんはあんな風に書いたり、話したり、しちゃいけませんよ〜
Yoshi