alsoの修飾、どこ?何を?理解すれば表現力アップ
alsoは意味は知っているけど、使うのはちょっとためらう。
という人はいませんか?いますよね。
スクールのレッスンでも、よほど上級の人でない限り、自ら使っているのを聞いたことがほとんどない。
その原因は表題の通り。「alsoの修飾範囲」という文法の理解が曖昧だからでしょう。
だが、ちょっと待って。
結論から言うと
文法的な約束はありません!(`・ω・´)キリッ
中学や高校では、だからいちいち丁寧に説明されなかったのか、先生もよくわかっていなかったか、ということだね。
学校ではどうしても英単語に日本語の単語の意味をぶら下げて覚えてしまうので、こういったタイプの単語が苦手になる。ましてや会話には使えない傾向がある。
こういう単語は、文の内容により意味が変化したり、それまでの話の流れによって意味が変化することがある。というかなんだってそうなんだけど。
さて
ex. (1)
A: She plays the guitar.
B: Really?
A: Her mom also plays the guitar.
B: So lovely!
ex. (2)
A: She plays the guitar.
B: Really?
A: She also plays the drums.
B: So talented!
どちらも正しいです。
also はご存知のように、「〜もまた」と言いたい時に使うが
(1)では「(彼女だけではなく)ママも」
(2)では「(ギターだけではなく)ドラムも」
ということ。つまり簡単に言えば
「あまり気にしないで気軽に使える」
わけです。
今までなんだか怖い存在だったのが、急に身近なったでしょう。おめでとう。これからどんどん使っていきましょう!
さて
「〜もまた」ということを言いたい時は、too とか as well あるいは So do I. みたいなものも使える。
その中で、also はややカタイ言い回しになる。
しかし、だからと言ってカジュアルには使わない、というわけではない。
実際、よーく使います。
結論を強調したいとき、焦らしたいとき、にとても効果的。
A: Wow, she speaks Chinese fluently, doesn’t she?
B: She does. She ALSO speaks … Japanese.
A: Really?
B: She got her JLPT N1 last year.
A: OMG, what a girl!
ALSO のところを強調して(ゆっくり強く)、さらに Japanese を焦らして出すと効果が出せますね。
「あの子、しかもさあ…」
て感じ。
これを too でやってしまうと、どうなるか
A: Wow, she speaks Chinese fluently, doesn’t she?
B: She does. She speaks Japanese, too.
A: Okay.
B: …
なんか盛り上がらない。なんか、タメが効かないんだよね。さらっとしちゃう。目をひん剥いて”JAPANESE TOO〜〜! “とかやれば同じくらいの効果出せなくはないけどね。
自分なんかは、むしろさらっとさせたい時(もうそれ以上はこの話題いいや、という時とか)に
as well
を使う方針。こんなときは too でもいいけど自分はあまり使わない。これは単なる癖ね。
あと、also も as well も飽きたな、という時に So do I 系を使うかな。これらはプライベートの話ね。レッスンの時は、生徒さんに覚えてほしいので、意図的に混ぜて使う、という感じだね。
英会話では、特に日本人のようなESLにとっては
「強調したいこと、大事なことはできるだけ先に持ってくる」
これは鉄則だよ。後に持ってくると、そこまでにつまづいて相手に通じない、とか、聞いてるうちに相手が退屈しちゃって結論に至る頃には全く盛り上がらない。
これは本当に大事なんだから!
で、そういうのも踏まえてもう一歩突っ込むと、
also は文頭に置いて話すと、インパクトがある。さっきの
She ALSO speaks … Japanese.
は
ALSO, …she speaks Japanese!
とするともっと強調しやすい。「し・か・もぉ〜!」って感じだ。
「オーールソウ」
みたいにちょっと鼻につく感じで発音するといい(いつも書くけどマジでカタカナ使いたくないんだけどね。わかりやすいでしょ、ここだけだよぉ…)
ただし、この手はカジュアルな会話の時限定。書くとき使っちゃダメ。 Writing の時は「減点対象」なので注意!Writing の場合は
Furthermore, …
Moreover, …
とします。これは資格試験の基本だね。
Yoshi