Role-playのダイアログは生徒さん個別に用意してるんです
まあ、表題の通りなんですけどね。
一般的な英会話スクールでもやるでしょう、シチュエーション別のダイアログでのやり取りの練習。
Yoshiのレッスンではね、毎回その場で作って、それを練習する。
大手のスクールとかだと出来合いのやつになると思うけど、あれってさあ、女子の生徒さんでも、男子サラリーマン同士の会話とかやるハメになるでしょ。それってイケテナイ。
だから生徒さんの趣向に”刺さるやつ”、楽しめるやつ、レベルにあったやつ、…極端な話、その日の気分に合ったやつ、をその場で作る。うちのスクールはレッスン時間が長いからこれをやる余裕が十分あるしね。
やってみたいシチュエーションを考え(これは一応、宿題で事前に考えといてもらう)、登場人物は生徒さん本人と、もう1人を用意する。ストーリーを作っていきながら、会話を作っていく。同じことが何通りの言い方で言えるわけだから、その生徒さんに、いろんな意味で”合った”フレーズを選んで、一方の相手役にもまた違った観点のフレーズを喋らせる。
つまり即興ということだけど、会話ってのが本来即興なんで、もう長いことやってるけど、本当に面白いものができる。生徒さんも喜んでくれるけど、なんたってYoshiが楽しんでしまっている。ストーリーが意外な展開になったり、コントみたいになることはよくある、というか自分はオチをつけるのが好きなんで。
とにかく、自分はこれをやるのが得意なんだよね。すいすいできちゃう。
以前は恥ずかしそうにしか Oh my god… と言えなかった生徒さんたちが、
Oh my god!!!
とすごく”らしく”話せる様になっていくのは、コント仕立てだからなのかも 笑
それもあるかもしれないけど、実はひとつネライがあってね。
相手役のキャラはいつもかなり濃くしている
生徒さんごとに違うけど
「あ、またあのテンション高い友達?笑」
とか
「あ、あのいつもツイテナイ人ですね?笑」
とかいうのを登場させて、そのインパクトで、フレーズやトーンを覚えてもらう。その役になるのはもちろん最初はYoshiなんだけど、これがまた楽しかったりしてね。
テンション高い友達は何喋るにも、頭のてっぺんから出てる様なトーンの
I don’t no but ~
で始まるとか。
ツイテナイ人は、ボソボソ気味だけど日本語とはまた違う英語独特の抑揚で話し、文の最後に though とか really, actually つけてくる。
とかね。
こういうのって自然に感染るから、いいんですよ。
さて
そうしてダイアログが完成したら、あらためて発音やトーンなどに注意して最初から読んでいき、役に分かれる。
繰り返したら、次はダイアログにとらわれずに、同じシチュエーションでもっと自由に会話する。
最後に、もう一度最初からフレーズを見ていきながら、関連することを教えたり、補足したりして完了。
最近だと
*オーストラリアのとある街で、巨大ショッピンモールにオープンしたばかりの店に服を買いに来たが、まず大きすぎて途方に暮れる
*いつも旅行している友人と次の旅のプランを立てるが、意見が合わなすぎる
*友人が日本に来て、ディズニーランドに来た。何に乗るか決めたが、お腹が空きすぎている
…
とかやりました。
無駄なフレーズを全く入れない(例えば I see… などの短いフレーズでも、トーンや表情、身振り手振りなど細かくやる)ので、なかなか濃い。
なんども書いちゃうけど、生徒さんとこれやるのが、楽しみでしょうがない。
Yoshi