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thereにin,fromが必要?教科書ではわからない前置詞その3

“there”という単語

1. 存在を示すアレの場合は”pronoun”(代名詞)
2. 場所を表すアレの場合は”adverb”(副詞)
3. あと、挨拶だったり、つい口から出ちゃうやつは”interjection”(間投詞/感嘆詞)

1について、”There is no ~”なのか”There are no ~”なのかで迷う人が多いようで、このブログ内でも書いたことがある。

今回は前置詞シリーズとして2について書こうと思う。

まず言っておきたいのだけど

学校で英語を一所懸命やった人ほど、「文法だけ」で英語を理解しようという傾向がある。

全く悪いことではない。効率がいい。

ただし、英語というのは「言語」であり、常に変化しており、とにかく例外の嵐。

理屈だけで理解するのは不可能で、無理にそうしようとすると、ろくなことはない。

今回の”there”などもそうである。

本題にいきましょう。

よく、学校やいまだに英会話スクールなどで

I went to Shibuya yesterday.

の “to” が抜けてしまったり。

I went there with my sister.

の”went”と”there”の間に”to”をつけてしまったりする人は多いだろう。

あるときは”to”がなく指摘され、あるときは”to”をつけて怒られるのである。

「やってられるか!」

となるだろう。

すると、「thereは副詞なのでtoとかはつかない」という文法を知る。

「おお、なあんだそうか!」

となるが、いまだに間違えるし、Shibuyaには一向に”to”をつける気配はない。英語が上達しないことを思い知らされる瞬間である。「頑張れ」とだけ言っておこう。

まあ、いいとして。

ある日

He’s working in there.

とかいうのを耳にしてしまう。アメリカ人がそう言ったのだ。

「ん?聞き間違いかな?」

と思う(思いたい)。その人は、そのときは忘れることにした。

しかし、再び同じような “in there”を聞いてしまう。しかも、”in here” とかいうのも聞いたりする。

「副詞には前置詞はつかない」はずなのに…

英語が嫌いになる。わかる。わかるよ。

副詞には前置詞は ”普通は” つかない

なのだった。例外は英語の得意とするところだ。Yoshiの友人でダブリンの語学学校の先生をしているアメリカ人は、「英語」が例外だらけということに対し

The English language is nasty.

と言っていた。全く同感である。

もちろん、慣用句や、カジュアルフレーズなどは文法が通用しないものが多いが、文法で縛られているはずの部分でさえ例外だらけなのが英語なのである。

さて、話を戻して、”in there”を使うのはどういう場合か。

例えば、会社訪問をしてきた学校の後輩をオフィスに迎えて、社長さんはどこに?と聞かれた。オフィスの片隅にブースがあり、そこが社長室になっていて、今、その中にいる。

Ah, he is in there.

と言うだろう。

He’s there.

でもいいが、「あそこに」よりも「あの中に」と言いたいのである。こういうとき”in”をつけるとそういうニュアンスが強調される。そして、そこを強調したいので、自然と”in”を強調して発音する。<ーーこれ重要

実は”in”だけではなく、他の前置詞も”there”の前に入れられる。

ロングマンの辞書では

out / under / etc there

が可能、のように書いてある。etcだからほぼ全て可能性があるだろう。ただし”to”だけはつけられないよ!と書いてある。

繰り返すが、上記の場合、前置詞はなくても「指をさす」などすれば十分通じるはずだ。だから、

「つけるかつけないかは自由である。」

ただし、少なくとも1例だけ、省略するとわからないのがある。

from there

という言い方。どこかに行きたいんだけど、どこを出発点にしようか考えているとする。

「そこからだと、どのくらいかかるの?」

と言いたいときに

How long does it take from there?

ではなくて

How long does it take there?

ではなんだかわからんでしょう。どうしても”from”が必要になる。

また、ほぼ慣用句になっちゃってる”from there”もある。

Okay, we’re having a meeting, tomorrow, right? Let’s take it from there.

「明日会議があるじゃん、そこでちゃんと話そう」

みたいな感じ。ビジネスシーンなんかではさんざん使うやつですね。

out there, over there なんかカジュアルな言い方としても必須だし。

「文法」と「例外」と「慣用句/カジュアル」をしっかり分けて考えると少し楽になると思うよ。

Yoshi